とある凡人院生さんの旅にっき

ド素人旅人が旅について適当に書いていくブログ

ラトビア・リガ2、3日目(2015年8月16〜17日) ラトビアの中で見つけた神戸

※ 2回めの旅行記以降は文末形式を「だ・である」調に変えます。理由は個人的にそのほうがしっくり来るというだけです。

 

 

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2015年8月17日。リガ2日目。この日も変わらず快晴であったが、バルトの国らしからぬ暑さであった。

 

この日は念願であった神戸市寄贈の時計塔(私はそれを勝手に神戸時計を言っている)を見に行くことを決めていた。しかし、場所が分からなかったのでホステルのフロントで住所を調べた。場所は宿泊先からそのまま真っ直ぐ行ってすぐのところにあった。

 

実はリガと私の故郷である神戸市は姉妹都市であり、ラトビアソ連の一部であった1974年に姉妹都市協定が調印され、1991年の独立後も再調印をしてから今に至っている。神戸市はラトビアの独立記念に時計台を寄贈した。私自身恥ずかしながらその事を最近知ったばかりであり、神戸とリガが友好関係にあることを嬉しく思う。そこで、一神戸市民としてリガに行くという一つの目的ができ、今回のラトビア訪問が叶ったのである。

 

しかし、残念なのは国内であまり知られていないこと。だが、最近はラトビアに関わっている方々がイベントを開催するなど、ラトビアと神戸の友好関係を深める努力をされていることを忘れてはならない。少しでもそのお手伝いが私にもできればと思う。

 

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神戸市寄贈の時計塔。

一見見た目は質素であるため、通行人は誰一人この時計塔に目を向けなかったが、神戸民にとってはラトビアとの友好関係を象徴する特別なものである。

 

 

 

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笹山元神戸市長の名前が刻まれている。

 

 

 

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神戸時間もちゃんと入っている。針は問題なく動いていた。ラトビアと神戸の繋がりを感じた瞬間だった。

 

 

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再び公園をぶらぶら歩くと、子どもたちがダンスをしていた。

 

 

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これはラトビア戦争博物館。リガの市街地内にあるが、なんと入場料フリー。古代から第二次世界大戦までの戦争に関する展示物が揃っている。

 

 

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これは地図上で各ヨーロッパ諸国のイメージを表現している。ロシアの圧倒的存在感が半端ない。当時のヨーロッパの国際社会を表している。

 

 

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ロシア帝国の国歌『神よ、ツァーリを護り給え』の楽譜。YouTubeでも視聴可能。高校時代に歌詞を一生懸命覚えた記憶がある。

ラトビアの話からかなりずれるが、映画『会議は踊る』でもこの国歌が使用されていた。しかしウィーン会議の時のロシア皇帝はアレクサンドル一世であり、国歌として正式に制定されたのは1833年のニコライ一世の治世であったためこの映画内で使うのは時代的に間違いである。また、チャイコフスキーの「序曲1812年」のフィナーレや「スラヴ行進曲」でもこの楽曲が引用されている。

 

 

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第一次大戦時に使用されたと思われる医療用のハサミ。錆びているものもあるが思ってた以上に保存状態が良かったのには驚いた。

 

 

戦争博物館は無料であったが、見応えは抜群。ミリオタにとってはかなり天国だと思う。ディスプレイも遊び心があってユニークであり、かなり工夫されていて関心した。もちろん英語表記もあるのでラトビア語を知らない観光客も安心して見学できる。リガを訪れた時は是非。

 

 

 

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リガの路面電車。最新型が多く、旧式はあまり見かけなかった。

 

 

 

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旧市街の中心。美しい町並みと青空がよく似合う。この日もリガ祭の最中であったため活気があった。

 

 

 

 

 

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リガ祭のマスコットキャラクターらしき鳥。なんか微妙。目が銀魂のあのアヒルみたいなやつに似ている。

 

 

 

 

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散策途中で見つけた可愛いレストラン。でも値段は可愛くなかった。

 

 

 

 

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 昼食はXL Pelmeniというペリメニメインのレストランで。ここは旧市街にあるファーストフード店で超リーズナブルのため、地元の人でいっぱい。量り売り形式だが非常に安くて美味しい。トッピングのヨーグルトは無料。ペリメニはオーソドックスな水餃子から揚げたものもあり、具も野菜や肉等様々。冷製ボルシチもあった。ついでなのでビールで乾杯。

 

 

この時、ホステルで知り合った日本人の女子大生のKさん一緒だった。彼女とは、留学話やお互いの大学生活の話で盛り上がった。彼女との話を通じ、違う世界を知ることが出来たのは何よりも楽しかった。

 

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3日目、起床後はホステルの無料の朝食をいただいた。ホステルにはこのように無料で朝食が付いてるところもある。無料の朝食は我々貧乏パッカーの味方であるが、経験上あまり期待しない方はいい場合が多い。場所によればパンと蜂蜜のみのひどいところもあり、結局買う羽目になったことも。だが、ここは割りと豪華でパンとハム、シリアルもあり、コーヒー、紅茶も飲み放題であった。

 

 

しばらくフロントでゆっくりしながらエア・バルティックのオンラインチェックインを済ます。この日はリガ最後の日である。一緒にリガを散策した日本人のKさんも出発日であった。ソファーでPCをいじっている間に彼女が出発準備。最後にお互いハグをし、日本で会うことを約束して別れた。Kさん、楽しい時間をありがとう。

 

 

私も10時にチェックアウトを済まし、出発時間まではリガ駅付近のレストランで時間を潰した。その時だが少し体のだるさを感じた。どうやら風邪気味だったようだ。日本を出国して二週間。旅の疲れが出てもおかしくないだろう。薬は日本から持ってきたが、咳止めしかなかったのは失敗であった。


まだまだ旅は続くこともあり、ここで風邪なんか引いてられないと思い、薬局でcold3を購入するためにリガ駅近くのショッピングセンターを歩きまわった。運良く一軒目を発見。しかし、風邪薬はなかった。諦めかけたその時に二軒目を発見。薬局のおばちゃんにロシア語で「cold3という風邪薬はありますか」と尋ねると、なんと、すぐに登場(笑)5ユーロの出費が痛かったが自分の体調が大事なのでそこはもう仕方がない。

旅の時は何があるか分からない。体調を崩す時もある。この時、旅行中は自分の安全、健康はお金で買えることを改めて学んだのである。

 

 

薬の効果が出たのか、ヴィリニュスに戻った時には倦怠感は治っていた。さすがcold3。万が一リガで風邪を引いた場合はcold3を飲もう。結構効くよ。

 

 

リガからまたバスでヴィリニュスに戻ったわけだが、これにはわけがある。実は旅行の計画中はラトビアは訪問する予定はなく、ヴィリニュス滞在の後にラトビアには行かずそのままモルドバに向かう予定であった。しかもバスも飛行機もすでに予約済みであった。だが、7月に神戸で開催されたラトビアのイベントに参加した事を機に急に行きたくなり、スケジュールを考えた結果、15日から18日までをリガ滞在期間に変更したのである。

 

変更前のスケジュール

8月10日〜18日 リトアニア、ヴィリニュス(うち14日はカウナス)

8月18日リガ経由キシニョフ行のエア・バルティックを6月に予約

 

変更後のスケジュール

8月10日〜15日 リトアニア、ヴィリニュス

7月下旬にヴィリニュスーリガ間往復バスを急遽予約

15日〜17日 ラトビア、リガ

17日 ヴィリニュス戻る

18日ヴィリニュスからリガ経由でキシニョフ

 

 

急に決めたのは仕方がないが、旅行のスケジュールを考える際は予め訪問地を決めるなど、もう少し慎重にすべきであった。これが今回の旅の反省点の一つでもある。

 

 

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遠くに見えるかまぼこ型の建物は市場。奥に見える建物はスターリン様式ワルシャワの文化科学宮殿によく似ている。

 

 

リガの旅行記はこれでおしまい。次回はロシア・モスクワの旅行記を書きます。

それではまた。おやすみなさい。Спокойной ночи!