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とある凡人院生さんの旅にっき

ド素人旅人が旅について適当に書いていくブログ

ブルガリア・ソフィア一日目 2017年2月20日

旅行記 ブルガリア

19日夜、経由地のイスタンブールに向かうために成田を出発。イスタンブールに三時間程滞在した後に20日朝(現地時間)にソフィアに到着した。思っていたよりも雪が積もっていた。

 

 

 

 

出口には以前から約束をしていたブルガリア人のIさんとそのお母様が迎えに来てくれた。彼の車で空港から市内に移動し、宿で休憩した後に市内観光を開始。

空港からの移動中、大量の団地が並んだ様子があるいかにも東欧らしい風景を見てブルガリアに来たことを実感した。

 

 

まずはじめに訪れたのは、当時のままに近い形で保存されている古代ローマ時代の遺跡と教会。下に沈んだ状態であった。ここで驚いたのが、貴重な古代の遺跡にもかかわらず無料で勝手に入ることができることである。日本ではまずありえない。

 

 

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ローマ時代からある教会。中に入れるらしいがこの日は残念ながら閉まっていた。先に訪れていた人がロシア語で「ニェ ラボータ!(やってないよ!)」と言われて初めて知った。

 

 

 

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出入り口らしいがこれ分かりくくね?

 

 

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これが市内の古代セルディカの遺跡。当時ソフィアにはセルディカという古代都市があり、ここに移動し、定住したトラキア族のセルディ族が街を建設したのが始まりだそう。この遺跡は地下鉄の工事中に偶然発見されたようだが、考古学的にはかなり貴重であり、ローマ史界隈では重要な位置を占めると思う。

 

 

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地下鉄の中にも遺跡があるのがまず驚きだ。壊すことなく、上手く見学スペースが設けられている。遺跡保存と地下鉄運営の両立を図るのが難しそうである。

 

 

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これは世界史を勉強した人ならピンと来るかも知らないが、ブルガリアで最古の聖ソフィア教会である。この教会はキリスト教史では重要である。中には入れるが撮影禁止なので内観の写真は割愛。

 

 

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次はいよいよ、ソフィアのシンボルであるアレクサンドル・ネフスキー大聖堂。これはガイドブックのソフィアのページで必ずと言っていいほど表紙になるほど有名である。間近で見ると迫力がある。かなりの存在感である。ブルガリア人はロシアが好きらしくそこからロシアでは国民的英雄であるアレクサンドル・ネフスキーの名が付けられたとされている。

 

早速、私たちは中に入った。内観は広々としており、正教会らしく様々なイコンが並んでいた。実際に来ていた人の殆どが観光客であった。ある女性3人組が(日本人ではない)背を向けて去っていたが、彼らのこうした行動で現地人か観光かですぐ分かる。(本来、去る時に背を向けるのは好ましくない)写真撮影は10レイが必要だが、信者の配慮でやめた。しかし、それを激しく後悔することになった。

 

 

なんと、この大聖堂にはアレクサンドル・ネフスキーご本人の聖遺物が展示されていたのである!これは1998年に当時のロシアの総主教であったアレクシー2世が大盛況に寄贈したらしい。実物は厳重に保管され、ネフスキーのイコンが描かれた箱に小さな骨が見えるように展示されていた。骨の部位は分からないが、細かったことからおそらく指だと思う。こんな素晴らしい機会は滅多にあるまい。しっかりと目に焼き付けた。

まさか、ソフィアに来て国民的英雄の聖遺物が見れるとは夢にも思わなかった。ネフスカやあいりとしての役目は見事に果たしたのである。ソフィアに来て大正解。

 

 

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別の角度からの撮影。これがおなじみの光景であろう。

 

 

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アレクサンドル2世の騎馬像。彼は解放皇帝として名高いが、実は当時オスマン帝国の支配下にあったブルガリアを開放しており、ブルガリア国民は今でも彼の功績を讃え、英雄として崇めている。

 

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街の風景。治安も悪くなく平均的な東欧の町並みであるが、道路の状態は悪く、至るところに穴が空いていたり、ガタガタで凹みに大きな水たまりが溜まっていた。

 

 

 

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ソフィアでも野犬をチラホラ見かける。しかもみんな無駄にデカイから出くわした時は一瞬ビビるが昼間は比較的おとなしい。夜になると、「ワワワーン」と吠えだすからマジでうるさい。

 

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ブルガリアの英雄であるヴァシル・レフスキが殺害された現場である記念像。2月18日は彼の命日らしく。その為大量の花がそえられている。レフスキは19世紀の革命家でブルガリア独立のために戦った人物であるが、危険人物としてマークされ、暗殺された。「彼はブルガリアの自由のために戦って下さった」として彼の功績を讃え、現在でもブルガリア人に愛されている。家族連れはもちろん老若男女問わず献花を行う人々が印象的であった。ブルガリア人の強い愛国心を持つ国民性が垣間見れた瞬間であった。

 

 

市内見学の後、ソフィア郊外にあるヴィトシャ山に向かった。この山はハイキングのコースとして人気があり、ボヤナ教会という古い重要な教会があることでも知られている。ソフィアからは車で30分程。

 

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ヴィトシャ山の一部。ソフィア市内の都会的な町並みから一変し、伝統的な民家が並ぶ閑散とした雰囲気だあった。また、山沿いなので雪の量も多くなっている。

 

 

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この中にボヤナ教会があるが、残念ながら昨日は休館日。また「ニェ ラボータ」である。せっかくここまで来たのにこの仕打はないだろう。ということでその周辺を少しだけ散策することに。

 

 

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ここにもレフスキが。その隣にはブルガリアの国旗がある。

この周辺は民家をはじめ、グレードの高そうなホテルやレストラン、キオスクがある。キオスクのすぐとなりには飲食できるテラスがあったが、この時期はさすがに誰も利用していなかった(当たり前か)。しばらく歩いてると、野良猫を見かけた。しかし、その猫はなぜだが攻撃的で私の方に素早い動きで近寄ってくる。猫は普通臆病な動物なので、人間のほうから近づくとすぐに逃げるのだが、こいつだけは違って、積極的に近づいてきたのだ。しかも噛み付こうとせんばかりの姿勢で。さすがにこれはマジで怖かった。猫に対してこんなに恐怖を感じたのは初めてである。

 

 

 

とりあえず今日はこの辺で。ではまた。